我が心の智(とも)に送る言葉。。。6。。。
君の書いた文章は あまりにも痛ましく そうして 君にとって当然のごとくの、知的に切り離された対象物。。。 これは遺書というものになるのだろう。。。 生まれてからこれまでの生い立ちにて 君の心が如何に傷つき、如何に感情を失っていったのか 俯瞰している「もう一人の君」は、涙流す君を嘲笑するだけ 遺品からでてくる生命保険は 半年ぐらい前に死亡保険金を半額にして 高齢化した折の障害等に対する補助を増やしたもの 整理していて、だんだんと腹が立ってきた 「この馬鹿たれが!」 と。。。 成功した90%は、お前が「脳内言語」と呼ぶ言葉にて知的に綿密に練られていた 残された9.9%と0.1%は、お前が過去からの経緯にて失った、 いや、二度と「受け入れることができなかった」とするところの「情」そのものにある。 私のお前に対する情動がなければ、特別警戒態勢の中を突っ切って お前の亡骸のそばに残されていた遺品のリュックを背負って移動し このような処理など、決して行うことなど無かったろうに。。。 その「感情」すら知的に切断し尽くした君。。。 君が分断し尽くして、生命体の構成因子である「細胞」レベルの生死をもって お前の肉体の生死を考えていたのであれば、 お前の「脳内言語」を生み出す生命体としての細胞の「集合体」は 「細胞」と同じレベルで語り尽くせるものだと思い込んでいたのだろうか? 君の体を維持し続けていた機能に、目的が亡くなったから 生きづらいから、苦しいから だから お前は自らの命を絶つという 馬鹿なヤツ。。。 目的が亡くなったなら、「人は何故生きるのか?」を問い続けるという目的でも良いでは無いか? 生きづらい、苦しいのなら、一生をかけて、生きるに楽しい場所を探し続けて旅をするのも良いでは無いか? お前が苦しんだなら 同じように苦しむ人たちの重荷を軽くしてあげることもできたかも知れない それこそが生きがいになり得たかも知れないのに。。。 馬鹿なヤツ。。。 今はもう、苦しみから永遠に解放されて自由の身になったというのに こんな私に「馬鹿」呼ばわりされ続けるとは。。。 私を説き伏せて、土足で踏み越えていくのならまだしも そういうことすら、無意味に思えてしまったのだろう。。。 かわいそうに思えてしまう君。。。 そう思う、私の情動を断ち切れたら99.9%成功していたであろうに。。。 #
by kisugi_jinen
| 2020-04-22 00:51
| つれづれ。。。
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我が心の智に送る言葉。。。5。。。
君が希望していた場所=墓所へ 骨壺を運び終え 君が生前に墓所へ送り届けていた遺言と遺書を確認した 君の完璧なまでの計画は 90%成功した。 9.9%の失敗については、君自身が与り知らぬところの話。 残りの0.1%は、その成功を君自身が確認できなかったこと。 9.9%の失敗については私が手助けしてあげる。 無論100%には決して成りはしないのだけれど 100%を目指しての成功を収めない限り 君の死は、あまりにも痛ましい。 コロナ騒ぎで非常事態宣言の最中 都道府県をまたいでの移動を犯したため 半ば強制的に2週間のテレワーク状態に陥っているが ホテルに2週間閉じこもることができるので 君の手助けのための残務処理と 私自身の心の整理と この物語を書き続けることができる。 明日は一日、君の遺品整理となるだろう。。。 #
by kisugi_jinen
| 2020-04-21 03:04
| つれづれ。。。
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我が心の智に送る言葉。。。4。。。
いつも薄化粧の君が、最後の最高の美しさを解き放つ。 かける言葉さえ失って、見惚れてしまった。 手向に購入した花も入れて顔の周りを囲う 苦しみから解き放たれての、究極の美しさの時を 悲しいことに君と共有することができない。 永遠に。。。 「かけがえの無い」という言葉の真の意味を初めて知ったその時を 引き伸ばしてはくれるものの、時の流れは変えられない。 束縛から解放されたのに これほど美しく化けることも出来たのに その偽りの真実を 強引に消し去ろうとする厳かな声が担当者から発せられる。 初めて眼元が潤む。 次に会う時は骨のかけらの君。 #
by kisugi_jinen
| 2020-04-20 04:52
| つれづれ。。。
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我が心の智に送る言葉。。。3。。。
COVID-19で発令された緊急事態宣言の最中、感染拡大中の此の地に入ると職場復帰時に2週間の自宅待機となることは覚悟の上での移動。 明日の兄弟だけの葬式の後、小さな骨壺に入ってもらい、実家のお墓まで、緊急事態宣言の中、さらに県をまたいでの移動となる。 遺留品のリュックの中には、マスクが数枚と携帯用のアルコール除菌スプレーが数本入っていた。助かる。 あと500mlのペットボトルのお茶は、全くの手つかず。 それにしても古い携帯用のDVDプレーヤーをリュックの背面に差し込んでいたのは何故? 謎だらけの遺留品と一緒に、4時間程度の小旅行だね。 #
by kisugi_jinen
| 2020-04-19 03:00
| つれづれ。。。
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我が心の智に送る言葉。。。2。。。
遺留品の中に2台のスマホがあった。 1台はおそらくiPhone7か8以降の大きなやつ。もう一台は、おそらくSEだろう。 SEには可愛い熊さん(くまモン?)のカバーがかけてある。 用意周到なお前のことだから、中身は全部消去し、電源も落としているだろうと 勝手に想像していたので、ボタン類には触れずにいた。 もし、万一、中身があったなら、見るのが怖かったというのが正直なところ。 でも、刑事さんたちは、お前の指紋認証を勝手に使って、中身を見たかもしれない。 。。。あ、でもそれはできない。絶対にできないことだと気がついた。 でも、電源は入れてチェックはされた可能性がある。 なぜなら、夕食時に一回、 そして先ほど目を覚まし、この文章を書き始めようと思っていたときに一回、 チャラリン♪と可愛い通知音が鳴ったから。 パスワードは分からないけど、通知音が鳴った履歴はたどれる。 私が聞いた2回以前は、遙か昔の日付。。。 機内モードにしているし、携帯電話とメールが不通になってたから、 契約は準備期間中に解除しているだろうに、 何か伝えたいことがあるのだろうか? でも、優しいよね。 私が起きている時を狙って、心に余裕のある状況で鳴らしてくれるなんて。 サイレントモードに切り替えるべく、側面のスライドスイッチをOFFにしたら、 不定期に「ブブー、ブブー」と音量アイコンが表示されて文句を言ってくる。 なにがしかの故障なのかもしれないけれど、何かを伝えたいのだろうねと、 生けた花を介し心の智(とも)に語りかけている。 「ごめんね」と語りかけつつ、電源を落としておく。 でなければ、戻した遺留品のリュックの中から、夜中じゅう振動音が漏れてくるから。 #
by kisugi_jinen
| 2020-04-19 02:07
| つれづれ。。。
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