二者択一問題。。。orとandとエンタングルメントと。。。
(知を含む)全体を知のみで語ろうとするときに陥る切断面の形成(本ブログでの私的用語「知的切断面」)=概念形成、ないし(竹田)現象学や構造構成主義での「関心相関的に立ち現れるもの」。。。
構造構成主義と竹田現象学と私の知の思想史と。。。そして情と。。。 この「知的切断面」を、「境界」という概念で捉え直すならば、何度か言及しているように「二者択一問題」となる。 情の2方向。。。共有可能性・交換可能性・共感可能性の高さ。。。 二者択一問題とは、「OR接合された拮抗問題」)(AかBか)であるが、量子力学のエンタングルメントないしEPR相関レベルでは、「AND接合された拮抗問題」(AもBも)が「あたりまえ」の世界になっている。 EPR相関とBellの不等式と。。。 量子力学での(AND接合された拮抗問題・AもBも、といった)非決定性・非因果性・非局所性は、いわゆるマクロレベルで(OR接合された拮抗問題・AかBか、といった)決定的・因果的・局所的に変化するようにみえる。(みえるだけで非決定性・非因果性・非局所性を保ったままだとするのが多世界解釈) そうして、いわゆるマクロレベルでは、あらゆるものが因果論的に取り扱うことが可能なごとくである。 因果的・非因果的。。。能動的・受動的。。。意識と情と。。。 にもかかわらず、「こころ」は、非因果的・相関的な側面を持ち合わせている。 このことは、複雑性(の科学)にて説明可能だとされうるが、実際には、複雑性=均質化・平均化された法則性(静的)+ランダムノイズ(動的)である。 であるならば、科学的(すなわち、交換可能性の高い状況)で取り扱おうとするならば、こころの均質化・平均化された法則性を説明可能な領域(静的に評価可能な知的領域=交換可能・共有可能な領域)以外の、内発性・自発性・能動性を有する領域は、ランダムノイズレベルでしか扱いえないことになる。 「こころ」。。。科学的に扱うことが可能か。。。 そういったランダムノイズは、科学的にはマクロレベルから熱力学的なランダム性(=均質性)として取り扱われ、量子力学的なランダム性(=存在確率)との対応が考えられ得る。 ネーターの定理。。。 となると、やはり、量子力学的なランダム性と心の内発性・自発性との関連を考えてしまう。。。ただし、非因果論的・相関的に。。。 (たとえば、因果論的に「量子力学的ランダム性が心の内発性・自発性を決定している」といえるのなら、因果論的に「心の内発性・自発性が量子力学的ランダム性を決定している」といったこともいえるだろう。そうして、こういった解釈問題の「どちらかを選択しようとする態度」は、OR接合された拮抗問題・AかBか、といった決定的・因果的・局所的な考え方に囚われすぎていると言わざるをえない) ===mixi内での私の発言の一部(2008年04月01日 03:55) 多義図形での「曖昧さ」と「決定」といった概念について、よく考えることがあるんですが、そもそも人間の脳が「一つの事象に対して、A か B」といった拮抗する概念(二者択一概念)に対して、一つのみを選択しようとする(統合しようとする)方向性(力)は、意志とは無関係に無生物的に(たとえば脳構造レベル的に)決定されているんだろうか? といった疑問を抱くことがあります。===
by kisugi_jinen
| 2008-08-22 03:50
| 思考。。。
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