巷で流行る硫化水素自殺に思うこと。。。
硫化水素自殺が流行っている。。。
巻き添えになる人がいることを「知った上で」。。。 そのレベルでは、自爆テロや、無差別殺人と同じ。。。 玄関先に「有毒ガス発生中」と張り紙(知的切断)をしておけば、階下でスヤスヤ寝ている赤子がいたとしても、良心の呵責がないかのごとく。。。 自殺を選択した人々は、「死」は「生」よりも価値があると判断している。 たとえ、死後の世界が「ある」にしても、「ない」にしても。。。 たとえ、「生」の価値や「死」の価値を全否定したとしても、 「生きている状態で自己否定」した以上、「死」は「生」よりも価値があると判断したのと同等 である。 「生きている限り死者の立場で考えることはできない」というバカの壁を知らないだけなのだろう。。。 いや、もっと積極的に、巻き添えを連れて逝きたいのかもしれない。。。 寂しいのだろう。。。 「情的つながり」の知による切断。。。 自身の判断能力と、知が情に対して優位であるという幻想的・知的・唯脳論的認識。。。 参照 交換可能性と切断面(境界)の移動。。。 ※補足・追加 自身の願望が満たされるなら、目張り・(厄除けの)張り紙さえしていれば、他人に迷惑をかけない「つもり」でいたとしても。。。 情がずたずたに引き裂かれ、繋がろうとする先がない。。。 あたかも、宮崎アニメで出てくる「タタリ神」(もののけ姫)のごとく、生きている内に、情がさまよい歩く。。。 タタリ神が、人の自然に対する知的切断(人智による切り開き)という概念にて生まれるというストーリーは、当に、(巻き添えがあろうと、なかろうとに関わらず)自殺が、人の人に対する知的切断(知の情に対する優位性)という概念にて生み出されるというストーリーと、重ね合わせて考えるべきなのではないだろうか? 繋がりあおうとする情の先。。。そこにおいて「全否定」され、「全否定」しなければならなかったとき、人は、タタリ神のごとく、うごめく情を鎮めんがため、自らの命を絶とうとするのかもしれない。。。 しかしながら、自身の「知」によって生み出された「うごめく情」は、自身の「知的判断」による「自殺」では、決して鎮める事はできない。。。 そのことを、もっと深く観ずるべきである。。。 以下、「生と死」を含む若かりし頃の日記を改変した投稿からの転記。。。 http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/4597/nayami_main.html#sub5 === 5.生と死 --- 「時代の申し子の嘆き」(1995.12.16の思考より)
by kisugi_jinen
| 2008-04-26 04:51
| つれづれ。。。
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from 来生自然の。。。
at 2008-05-02 04:52
タイトル : 花の切断。。。モニュメントの二重の知的切断と情と。。。
花を切断する事件が続発している。。。 Excite エキサイト : 社会ニュース 実の所、報道されていないが、近隣でも目にする。 そこには、「知的境界の消失」が見え隠れする。 「知的に形成された境界を情で越えようとする」 のではなく、あからさまに 「知で楽々越えて」 しまっているかのごとく錯覚しているようだ。 「花」といっても、雑草を刈り取ったり、踏んづけたりしても、ニュースにすらならないのに、 「育てている花」だったらニュースになるということが、犯罪を助長しているのかも...... more
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from 来生自然の。。。
at 2008-05-25 09:41
タイトル : 医療。。。その本質における生死の方向性。。。
近年、自殺報道が目に付く。。。 巷で流行る硫化水素自殺に思うこと。。。 その中でも救急救命センターに運び込まれてからの、医療人を巻き込んでの被害もニュースになっている。 自殺男性が農薬嘔吐、ガス発生 熊本で54人治療、1人は重症 [ 05月22日 11時16分 ] 共同通信 http://www.excite.co.jp/News/society/20080522111634/Kyodo_OT_CO2008052201000198.html 人の思いの移ろいゆえに、死への意...... more
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from ポスト・ヒューマンの魔術師
at 2008-06-20 15:03
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tnk
at 2008-04-27 08:32
x
サリン事件を思い出します
0
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kisugi_jinen at 2008-04-27 16:41
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kisugi_jinen at 2008-04-29 06:24
すこし誤解を生むかもしれないと思われるので、書き足しておきます。
彼らに「情がない」といっているわけではありません。 「何が真理か?」を「知的」に判断(、すなわち「あれか・これか」の選択を)しようとするならば、避けて通れない断絶・断裂(境界形成)です。 そういう意味で、基本的には「真理」を追求しようとする、ありとあらゆる宗教や知的態度に共通するでしょう。。。 そうして、そういった「断裂・断絶」は、内部からだけではなく、外部、とりわけ密接な関連を有する人々(両親・家族・地域)との関係性から生み出されることでしょう。。。 ←宗教関連については、たとえばwikipediaでの「カルト・セクト」内の記述(フランスでのセクト対策関連)が参考になろうかと思われます。 知的な断裂(境界形成)のみで、情では繋がり合おうとしているなら、解決の糸口はあるともいえるでしょうが、情的にも断裂(境界形成)しようとしているならば、それこそが、個人の(集団の)自殺(「生きるべきか・死ぬべきか」の選択)ないし「外部への攻撃・巻き添え」(生・死の選択)へと繋がっていくのだろうと思っています。
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