「情」の知による表現とその限界。。。
以下、
デリダの死。。。「存在論的、郵便的」(東 浩紀)を読み返して。。。 [2004-10-13 05:28:02.000 by kisugi_jinen]
を、少し掘り下げた内容になっています。。。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

およそ、「情」という言葉でくくられる領域の言葉は、すべて「方向性」のみを有する言葉であり、「対象物」を含まない。「知的側面で扱う場合には」以下のような言葉(ラベル)を用いている。。。

「愛」
「哀」
「怒」
「憂」
「悲」
「喜」
「楽」
「悩」
「快」
「鬱」
「憎」
「望」
「願」
「苦」
「思」
「爽」
「想」
「恋」
。。。
「対象物は含まない」といいながら(「情」の多くは)「具体的な対象物に対して」そういった「情」を抱くわけであるので、本当?ということになるかもしれない。
しかしながら、「情そのもの」を抱くのは「私の心」であり、「情そのもの」は、「私の心から対象物への方向性をもったホトバシリ」以外の何ものでもない。
すなわち、「知でラベリングした情」(上記羅列した言葉・概念・ラベル)として共有可能なものは、「具体的な対象物を有さない方向性」となる。
そして、その程度・深さは、人によりさまざまであるにもかかわらず、「わかるよね?」という程度は共有可能なわけである。ここにおいて「共感」という概念が生まれうる。すなわち、「共感できる」とは、「情の方向性を共有できる」ということに他ならない。

。。。さて、では「こころ」にとっての「情」とは一体どういうものになるのであろうか?
知的側面は、コンピュータ用語(情報処理用語)での「記号化」された「記号」そのものに相当するであろう。これらは、記憶装置に「記憶できる形をとることが出来る」という意味で、静的な存在になる。
「記号化された(コード化された)記号(コード)」とは、現在存在する実行可能なコードも含まれる。

情的側面は、基本的に方向性のみであり、具体的に発動された段階で、静的な「記憶されたもの・記号化されたもの・(哲学的用語としての)固有名」同士を繋ぎ合わせる「ベクトル」的な(仮想の)存在となる。
この場合の「存在」は、「知的側面にて記述した場合」をあらわす。

。。。

以下、知的側面での記述であることに注意
以前までの考察では、「主観的・客観的」という方向性から「こころ」を考えると、「こころ」は2重性(存在論的・認識論的)を露呈した。(ん?逆だったかな。。。)

今回の考察では、「知的・情的」という方向性から「こころ」を考えると、「こころ」は2重性(静的・ベクトル的)を露呈した。(私の発想の段階では、これも、逆かもしれない。。。)

で、「こころ」は、これら「4つ」に分断されうるのであろうか?



「方向性」を有しているだけだろう。。。

要するに、「この私のこのこころ」は一つであるが、見方を変えると、その見方にあわせて2重性を呈することになるのであろう。。。
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by kisugi_jinen | 2004-10-20 01:47 | 思考。。。 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 来生自然の。。。 at 2006-12-22 20:19
タイトル : 愛国心・教育の方向性としてのすれ違い。。。
脳を知りたいという欲望と不老不死の欲望と。。。 上記における疑問点は、そのまま、国と国との関係にまで及びうるのではないだろうか? 「知」による「全体」の統制という方向性(トップダウン的な方向性)は、二者択一の概念がもたらす究極の状況になるだろう。 国と国とが良好な関係を持ち続けうるのかどうかは、国同士の境界を挟んだ「知的論争」では解決不可能な問題である。 ようするに、脳を知りたいという欲望と不老不死の欲望と。。。にて述べた「このわたし」が、「このくに」であり、「このあなた」が「...... more
<< 「知」にて捉えることが困難な総... 知には限界が無いゆえ限界がある。。。 >>



「ともし火に我もむかはず燈(ともしび)もわれにむかはず己がまにまに」(光厳院) --- 厳然とした境界を越え得ぬとき、その上でなお、越えうるものがあるとすれば、それは「情」である。
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