「わたし・こころ」の境界と「きもい」という感情と。。。
「III」さん、「たしかに」さん、コメントありがとうございます。
(Exciteのコメント欄って制限文字数があって嫌になることがあります) いや、たしかに「きもい」という感覚は大切ですよね。。。 なぜ、「きもい」と感じるのか? 私の提出している仮説は、「わたし」の境界についての一つの提案でしかありませんので、その点を含み置いてください。 1.脳を介しての直接的な神経伝達系にて動く体をもってして「わたし」の境界とするという考えで、通常、何の問題もない。 2.しかし、体の構造は人工臓器や機械で置き換え可能だという考えもある。最終的に残るのは「脳だ」と、そうして、「脳」すら、人工知能(頭脳)に置き換え可能だという考えもある。 3.であれば、「わたし」が「人々」と「こころ」を通じ合って生きているという状況を考えたとき、「わたし」の境界はぼやけて、「人々」との境界と混ざり合っているのではないかという考えも成り立つのではないでしょうか? 科学的実験系では、「わたし」というものを如何に排除しうるか、すなわち客観性をどこまで高められるか(対象物に対して、周囲環境を如何に交換可能な状態に保ちうるのか)ということが、重要になってきます。 こういった実験系、すなわち「科学的である」とは、2の立場に他ならない。 「科学的であることが最良である」という認識であれば、2の立場に立つでしょう。 2の立場からすれば、悪い臓器は捨て去って、良い臓器を埋め込めばいいという見方になる。臓器売買すら、肯定されうる。 で、通常の1の立場から2の立場を見れば、「わたし」という概念すら、極小の点に押し込められるような感覚にとらわれうる(「きもい」と感じる人もいる) 1の立場から、3の立場を見れば、非科学的で、旧態依然とし、全体主義的で、宗教的で、抹香臭いという意味から「きもい」と感じる人もいる。 3の立場から見れば、1は個人主義的に見えるでしょうし、2は人間を非人間的に扱っているようで「きもい」と感じるでしょう。 では、なにがいったい「わたし」の境界なのか? 「わたし」の境界は、誰でもない、「このわたし」が決めるのではないでしょうか? ※私の境界という概念については 「私」と「境界」と「宗教」について。。。 を参考にしてください。
by kisugi_jinen
| 2005-12-15 22:03
| 思考。。。
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Comments(4)
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lll
at 2005-12-16 00:15
x
論理的な飛躍があり、おかしいと思います。
知ってる言葉を適当につなげてるようにしか見えませ=ん。
0
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kisugi_jinen at 2005-12-16 02:35
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kisugi_jinen at 2005-12-16 03:22
なお、量子力学関連の書物としては、原著までは手が出ませんが、下記書物を参考にしております。
多世界派: 「量子力学が語る世界像」、和田純夫、ブルーバックス エヴェレットの多世界解釈 http://homepage2.nifty.com/qm/index_jap.html 量子力学の基礎: 「いまさら量子力学?」、町田 茂(他)、パリティブックス、丸善 「初等量子力学」、W.ハイトラー著、久保章二、木下達彦 訳、共立全書 なお、学生時代、木下先生の指導の下、シュレーディンガー方程式を用いて、水素原子のs,p,d軌道電子の波動関数を自力で計算する授業を受けました(「初等量子力学」p.38)。有機化学でのsp混成軌道などで目に見える形にした図形というものが、実は、ベクトル方向の確率密度関数を巧妙に図示するための手立てであることを知り、感動したものです。
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kisugi_jinen at 2005-12-16 03:51
なお、こころについての本は多数ありますが、下記書物は、お勧めです。(私の「こころ」に対する考えのベースになっています)
「こころの科学」 - 100号記念増刊号、特別企画、脳とこころ -、日本評論社 「脳から心へ」-心の進化の生物学- G.M.エーデルマン著/金子隆芳(新曜社) 上記は、私にとって違和感がありませんが、下記本は、私にとって「きもい」と感じられる本です。 「心は脳を超える」ジョン・C・エルックス、ダニエル・N・ロビンソン/大村 裕、山河 宏、雨宮一郎訳(紀伊国屋書店)
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