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小さな政府→無政府・・・ではなく、群雄割拠?。。。
「小さな政府」という方向性が、永遠に続くのであれば、いつの日にか政府という存在は消滅せざるを得ない。
ネットでの書き込み、つぶやきが大国を揺さぶりうるのであれば、それは、既存の境界を突き破るものとして、一種の無政府状態を目指すかの如くに思っていた。。。

しかし、よくよく考えてみると、そうして、一歩引いた感で見渡してみると、無政府状態への変遷というより、群雄割拠への変遷だと気づいた。

単に道州制といった制度や、地方分権の強化といった流れからだけではない。
また、ゴミ分別の基準が県や市区町村ないし、大口利用の施設などの単位で異なっているからではない。
いや、確かにそういったことも背景には潜んでいるのだが、泥沼にはまりながらも、最終的には個々の優越感のみが方向性を決定しうるという、世界。。。 
それは、死への方向性を有するテロという行為とは異なるものの、あるべき境界を通過・破壊することでのみ成立しうる状況という意味では、似たものなのだろう。。。
そうして、そういった一種の否定状態を共有するという群れ。。。そういった意味での群雄割拠である。。。

2013.09.24 05:40 追記
誤った。。。「割拠」ではない。。。
「境界を無に帰する」ことで成立しうる集団なので「割拠」という言葉を用いると論理的破綻を来してしまう。。。
何かいい言葉はないのだろうか。。。少し考えてみよう。。。


2013.09.25 04:25 追記
呼称はどうであれ、多くの事例を並べていくこととする。
そうすれば、おのずと見えてくるかもしれない。

大きな政府から小さな政府へ

JRと旧国鉄
その事例としてもっとも記憶に残るのは、旧国鉄から分断されたJRへの変遷であろう。
独立採算性という境界にて分断されたものの、線路や車両という境界を越えるものが貫いている。
鉄道事故は昔から多くあったようだが、旧国鉄時代には「安全神話」が成立するほどの状態にまで変遷してきていたことには間違いがない。安全性についても日本全国を統一した基準で扱いうることができたのだろう。一方で、インフラが整備されつくしたような状況下では、巨大な組織を国有化状態で維持することでの弊害が目立ったため、分割・民営化する方が理に適っていると考えられたのだろう。
結果、黒字路線は新型車両の導入など創意工夫を凝らすことができたが、赤字路線は統廃合され、多くが消えていき、残った地域の一部で、安全神話が完全に崩壊してきている。
>>> 2013.09.26 02:45 追記
境界なく貫いている線路、その幅径についての基準変更の伝達が不十分という状況。。。30年も前ともなれば、経緯は明らかにはならないであろう。。。考えるべきは「境界を貫く共通の線路=共通の安全性を担保」という概念がどうして否定されうるのか?ということである。旧国鉄時代の、ないしきちんと保守・安全点検を行っている技師の方々は「信じられない」と異口同音に語っているが、境界の向こう側では「別の意味でのあたりまえ」が存在しているのは事実である。
もともと、「安全性」を担保するための基準というものは、十分な「安全性」を担保するために、「危険性」が認められる値に対し、1/10程度の値を閾値とすることが多い。したがって、少しばかり基準値を逸脱しても、通常運行では問題が発生しないため、安全性を保つ伝達機構に「境界」が発生すると規律は緩みやすい。「現場」では「なんでそんなに厳しくする必要がある? 多少逸脱していても、きちんと動作しているのに」といった状況になりやすい。とりわけ、資金面や人的資産面で「境界」が発生している場合、「まだまだ、安全性は保たれている」として、内部基準を作り出しやすいであろう。
安全と危険は二者択一的ではない。
安全性と危険性が重なり合う領域は、多義図形的・非線形的・ヒステリシス的な重なりを有している。

だまし絵について。。。2.多義図形・概念と境界。。。
http://jinen.exblog.jp/7893549
だまし絵について。。。3.多義図形・境界と揺り戻し。。。
http://jinen.exblog.jp/7894747/
<<<

航空会社
こちらも事故とそれに対する対応の歴史が深く刻み込まれているのと、YS-11といった純国産の旅客機が消えて国際的にほぼ統一された機体で占められて以降、ある意味、JRと似たような状況にあるといえる。各国・各社という境界を貫く空路・空港・機体を有している。異なるのは、JRのように他社(私鉄)と競合する路線が少ないといった状況ではなく、同一空路における競合が激しいということ。事故を起こしやすいとされているメーカーや機体を使い続けたり、危険性を指摘されている機種を新たに導入しようとする国が批判されたりしているが、安全性を担保しているものは、いったい何なのだろうか?

>>> 2013.09.26 02:45 追記
安全性が損なわれやすい理由についての一考察。。。
「境界がない」と思い込みやすい状況下にて「境界がある」状態にて、もっとも容易に切って捨てられやすいのは「安全性の担保」であろう。。。どうしてか?

中国という大国内部は、統一されている(境界がない)ように見えて、様々な境界(温度差ともいう)を内在しており、食・公害・治安といったレベルを含め、様々な意味での安全性が損なわれている。

人間という身体は、統一されている(境界がない)ように見えて、自身の脳で思索し感じたことのみに基づいて行動すると身体に害悪を来すことがある。「甘いものを食べて歯磨きしないで寝ると、いつのまにか虫歯になって痛い思いをする」ということを、人類は繰り返し繰り返し経験している。

「安全性」が担保されていないと気付くまでに時間を要し、かつ、気づいたときには遅すぎるということを人類は自身の身体について、身をもって知っているわけである。
上述しているが、まさに多義図形的・非線形的・ヒステリシス的な「安全と危険」の重なり合う領域になるであろう。

「安全性を担保」するために、「良心」とか「当然」とか「責任」とかいった言葉を並べ立てても無意味である。これらは曖昧さを含む言葉であり、心情としての方向性を維持しようとする言葉であり、なんら安全性を担保してはくれない。
最低でも「共通のチェックリスト」を採用しているのか?といったレベルを含め、現場から中央への(中間層・境界を飛ばした)直接的な、あるいは別経路でのフィードバック機構(インシデントレポート等)が構築されているのか?などが重要なのかもしれない。

<<<
2013.10.26 17:43-17:51 追記
この記事を書きかけのまま、しばらく時間が空いてしまったが、やはり「安全性」という概念は、他の項目よりも低く位置づけられてしまいがちであることを示すニュースが多発している。
食品関連の偽装工作は、食の安全性の根源を揺るがす問題であるにもかかわらず、どれだけの罰則が下されようとも、価格や品薄といった条件が優先されることだろう。
国内だけでなく、インドでは密造酒に工業用メチルアルコールが混入されたと思われる死亡事件が繰り返されているという。
中国の食の安全性を対岸の火事のように扱っている限り、この国の運命も先が知れているというものである。
共通認識されうる規則・規定が蔑ろ(ないがしろ)にされていく過程は、まさに複数・多数の個々の内部基準が設定されて、分断されていく方向性を示しているのではないのだろうか?

「小さな政府」は、共通認識可能な安全性が担保されているからこそ成立しうる概念なのかもしれない。
で、「小さな政府」を否定して「大きな政府」を目指すべきとかいっているわけではない。
この点については、後ほど。。。


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by kisugi_jinen | 2013-09-23 22:42 | つれづれ。。。 | Comments(0)
汚染水問題という問題。。。
首相が「完全にブロックされている」(※)と断言したからといって
世論調査で「○○%の国民がそう思う」と評価したからといって
地面に染み込んだ水、海に流れ出した水は
その内部に何がしかを溶かし込んでいる限り
濃度勾配・拡散という自然の流れの中にある。

「人智の範疇の科学・技術」が「人智の範疇」で、
その限界が批判されたとしても、
地面に吸い込まれた水が、
高いところから低いところへ流れようとする自然現象を、
完全にブロックし続けることが
どれだけ想定外のことを含んでいるのかを
人智は学んでいないのだろうか?

穏やかな海の水が、突然の地割れとともに牙を剥き
多くの尊い命が奪われたことは「想定外だ」として
既に忘れ去ったというのであろうか?

「地下水に含まれている・いない」を
測定可能な程度までになっているのであれば
どれだけの物質が「測定不可能な範囲」に流れ出しているのかを
推定・想定すべきであろうにも関わらず。。。

トリチウムを規制値以下に薄めて流すといったところで
総量は同じなわけで
別に薄めて流さなくても
100%トリチウムの液であったとしても
海水に比べて微々たる量なのであれば
そのまま海に流して攪拌すれば
規制値以下に薄まるというのに
何のために無駄に水を使うのだろうか?
その水は元々、母なる海からもたらされていることを
人類は学ばなかったのだろうか?

頭の中に境界線を引いても
人心の中に境界線を抱いても
海の中に境界線を引いても
水は流れるように流れ、拡散するように拡散する。

現時点で人類の英知と技術にて可能なことは、
拡散する速度を、ある程度コントロールすることぐらいでしかない。(2013.09.18 03:15 2行追記)

最初の爆発から
いったい何トンの水を冷却水として注ぎ込んだというのか
一滴も地面に吸い込まれず
一滴も海に流れ出さず
一滴も原発由来の放射性物質を含まずに
処理可能だという浅はかな楽観的・希望的・知的幻想を抱きうる程度の人類が
いまだに居るのだろうか?

いや、大量に注ぎ込むことで規制値よりも薄まるので、
大雨や台風による被害を内心喜んで、
ほっと胸をなでおろしている人々がいるのかもしれない。

ある人々にとって想定外という未曾有の事態に対し
初動時の首相や現場の人々を裁判にかけることが正当だというのなら
多くの人々にとって人智の浅はかさが想定内となった状況に対し
自然現象の範疇にある水(いや水に溶け込んだ物質)に
境界線を引けると思っている人々がいたとするなら、
皆裁かれるべきであろう。。。

ニガヨモギ = チェルノブイリ
この奇妙な言葉の符号が囁かれた時以上に末期的なのかもしれない。。。

だからこそ、自らの神(言葉・智)を信じる暴知事は
震災を天罰だと叫ぶことができたのだろう
同じように、自らの神(言葉・智)を信じる暴記者は
原爆を神の裁きだと叫ぶことができたのだろう

言葉・智によって理解しうる範疇はすべて、
浅はかな人智で想定可能な範疇(境界・教会・協会の内部)でしかないというのに。。。

いや、政治家と目される人々は「そういうことを知っていて」もなお、
自身の主張するところを押し通すために、法螺を吹き続けねばならない。
大法螺吹きこそが、偉大なる政治家でありうる証である。

法螺と知っていようが、知らずにいようが、
法螺を吹き続ける大物政治家についていく人々が増えれば、
隣国のさらに隣の国のように、
いや、その昔のカギ十字を掲げていた国家と同じように
法螺によって統制され続ける運命へと誘われるのかもしれない。。。

法螺を法螺と知りつつ政治家に踊っていただき、
一部の人々が乗せられて踊るのを茶の間で眺めつつ
安穏として五輪を見ながら茶粥をすすり続けることのできる幸せを
手放したくない人々が「そうは思わない」と
ボタンをクリックし続けるだけなのかもしれない。。。

いや、やはり、
そういったことを考えている私自身が
末期的なのかもしれない。。。

※2013.09.18 03:06 追記
2013.9.9の時点で東電との認識の食い違い資料が提示され、9.10の時点で政府によって「問題ないレベル」へと軌道修正されていたようです。その後、新聞社や放送局のアンケート調査が行われていましたが、朝日新聞社の調査では「完全にブロックされている」と思っている人が8%いたとのことです。
<安倍首相>汚染水「完全にブロック」発言、東電と食い違い
毎日新聞 9月9日(月)21時7分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130909-00000101-mai-soci
首相のIOC委員会での演説と質疑
20年五輪:IOC総会プレゼン 首相の発言要旨
毎日新聞 2013年09月08日 00時29分(最終更新 09月08日 01時58分)
http://mainichi.jp/sports/news/20130908k0000m050093000c.html
汚染水「問題ないレベル」と政府釈明 「完全にブロック」を修正(09/11 07:10、09/11 08:13 更新)
北海道新聞・Doshin
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/490956.html
<毎日世論調査>首相の汚染水ブロック「そう思わぬ」66%
毎日新聞 9月15日(日)23時25分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130909-00000101-mai-soci
なお、海洋水産物への影響についての政府の情報は下記にあります。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/

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by kisugi_jinen | 2013-09-16 08:33 | つれづれ。。。 | Comments(0)
ビッグデータの恣意性と非線形応答と多義図形と。。。
前回、「単一的な思考・志向を打破するには。。。」(http://jinen.exblog.jp/20799359/)にて記述したが、ネット上での情報は、「検索ソフトの検索履歴に基づく応答」に代表されるように、個人の性癖・方向性・志向を二者択一的な方向へと自動的に誘導していくように仕組まれている。

これは、「多義図形(たとえば、有名な『夫人と老婆』)にて、片方の像を認識してしまうと、他方の像に切り替えるのが難しい状況に陥る。」のと同等の状況を恣意的に作り出されているということを意味している。

そもそも、「ビッグデータで分析したい」という意図が組み入れられたとたん、多変量のデータを判別しうる状態に持ち込むにはどうすればいいのか?と考えざるを得ず、(データを扱いたいと思っている)誰しもが、「データが自然と意図した群に分かれてくれればいい」と思うであろう。
いや、もし、そこまで思わなかったとしても、ビッグデータは自然とそのように分離するよう仕組まれている。

多義図形的な状況(様々な見解が成り立ちうる。「あれも、これも」)から二者択一的な状況(他者を排除し、切り捨てようとする「あれか、これか」)へと同一の「全体・総体」が(内部)変化した場合、別の選択肢への(内部)変化、ないし多義図形的な状況への(全体の)相変化が(非線形性によって)困難な状況になるということは、合原氏などの専門家によって、すでに「当然のこと」として提示されているからである。(物理学的な現象としては、磁性のヒステリシス等が該当しうる) --- (2013.09.11 23:31 文章後半が分かりにくい記述だったため、少し修正しました)
だまし絵について。。。2.多義図形・概念と境界。。。
http://jinen.exblog.jp/7893549
だまし絵について。。。3.多義図形・境界と揺り戻し。。。
http://jinen.exblog.jp/7894747/

問題なのは、そういった現象そのものよりも、そういった非線形・ヒステリシス的な現象がビッグデータの背景に潜んでいると「知ったうえで」利用され・利用しているのかどうか?である。。。

※2013.11.17 04:04 追記
最近、googleで「ログイン」しないと検索関連の設定(検索履歴を表示の順番に影響させるかどうか?)関連が行えない環境があることに気が付いた。IE10+googleである。他のブラウザであれば、googleの「ウェブ履歴」を「無効」にするのに、googleへのログインは不要なのに、あからさまにIDによるログイン状況でのネットアクセスへと移行させることで、(ある意味)質の高いビッグデータの収集を目論んでいるように見える。IE10+googleの場合、ブラウザの履歴等を消去しても、google検索時の閲覧履歴が消えないようで、過去の閲覧状況に応じて表示順が決定されてしまう。
google chrome+googleでは、ログインなしで設定変更可能なのだが、前述のように、ブラウザ内の閲覧履歴を消すと、元の状態に戻る。
ときどき、複数個所のPCで、複数のOSにて、複数ブラウザを稼働させてチェックしているのだが、IE10+googleという組み合わせが最もひどい状況になることが、不可解でもある。


※2013.12.28 02:48 追記
IE10+googleでも、うまく閲覧履歴の影響を受けずに検索する方法が分かった。
「InPrivate」を経由してアクセスすればいいだけだった。。。

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by kisugi_jinen | 2013-09-10 04:50 | つれづれ。。。 | Comments(0)



「ともし火に我もむかはず燈(ともしび)もわれにむかはず己がまにまに」(光厳院) --- 厳然とした境界を越え得ぬとき、その上でなお、越えうるものがあるとすれば、それは「情」である。
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