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政局の狭間に思うこと。。。
政治のことには疎い方だし、短絡的、ないしステレオタイプ的にものごとを判断するのも良くないのだろうが、私の単純なものの見方に当てはまってしまう政局の状態を鑑みるに付け、政局そのものが「流れ」というものに対して如何ともしがたくなっているのか、人の考え方そのものが「流されやすさ」にあがなうだけの力を失ってしまっているのか、そのどちらかなのだろうと、漠然と思わざるを得ない。

そもそも、民主党が政権を獲得したとき、トップダウン的な方向性に対する民意としてのボトムアップ的な期待があったであろう。
しかしながら、「政権の座につく」とは、すなわち、トップダウン的にものごとを決めていくべき場につくということであり、どうしてもボトムアップ的な意見(即ち、いわゆる「民意」)とは、部分的にでも対立関係に立たざるを得ないということを意味している。

単純に言うならば、「八方美人にはなれない」という、至極当たり前のことでしかない。

どうせ「八方美人」になれないのなら、一本「筋」を貫き通すだけの気概を求めるのだろうが、枝葉の論理に振り回されているように見えることもあるし、逆に枝葉を無視して巨体だけを無理矢理突き通すように見えることもある。「筋」とは、「根・幹・枝・葉」の全体(内部)を貫き通すものであり、内部で途切れていたり、外に突き出すものでもないと思うのだが、いかがなものだろうか?

そうそう、「筋」で思い出したが、先日、新潟市の市長選挙にて「?」なできごとが発生した。

先日の11月15日の市長選で、現職・篠田氏が、共産党推薦の石口氏に大差を付けて圧勝した。といっても、信任投票的な色合いが濃く、投票率は30%程度だった。、

奇妙なできごとは、当選が決まった翌月曜日のこと。

篠田氏は対中国系の投資に対して積極的な誘致を推進しているとのことである。

これに反対する街宣車が、月曜日に走っていたらしく、「なぜ、新潟市民は篠田氏に投票するのだ!、中国から何十万人と押し寄せてくるぞ!」といった意味の内容をながしていたそうだ。

私は直接聞いたわけではないのだが、内容から言って、明らかに「対中国」の思想家なのだろうが、であれば、「新潟市民は共産党の石口氏に投票すべきだ!」と暗に言っているようなものであり、であれば、「中国に友好的なグループが街宣車に乗っているの?」と思わず勘ぐってしまった。

そもそも、土地や建物を買いあさって顰蹙を買ったという事件は、中国が最初ではない。

バブル真っ最中に、日本はアメリカに対してそういった行為をやっていたのは、有名な事実。
日本からアメリカへは、金が動いたが、人は僅かしか動かなかった。いや、動けなかったのかも知れない。。。

今度は、中国から金が動いて、人も動くかも知れないと憶測が飛び交う。動けば滅びるかもしれないという発送しか持ち得ない日本人。。。

いや、街宣車の有志の思考(筋)が中途半端に折れていたように、、最初から「敗北」の2文字しか脳裏に無いのかも知れない。

真に「筋」が通っているならば、何十万、何百万の民族の流れの最中にいたとしても、日本人としての誇りを保ち続けることができるであろうに・・・

でもやはり、フランスでの暴動事件のように、哲学的思索(知的側面)を大切にする国ですら、「流れ」(情的側面)には逆らえずに、長期にわたって、問題がくすぶり続けることになるのかも知れない。

でもそれは、日本という国から、日本人という民族の誇りでもある「情」が失われ、冷酷な「知」にて自らを束縛し、全てを束縛しようとするときにこそ、そのうような悲惨な自体が生じうるであろう。。。

いや、でも、昨今の冷酷非情な事件などを見るに付け、日本人の心にはもはやそのような心は残っていないのかも知れないと、思ってしまう。。。


言葉を失いし者達へ。。。ダブルリミテッド。。。

川の流れ。。。

ハクチョウ撲殺。。。「ゲーム感覚」と「楽しいから」の背景。。。

靖国。。。思想(知的切断)。。。右翼と左翼の差異と共通点。。。
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by kisugi_jinen | 2010-11-17 03:14 | つれづれ。。。 | Trackback | Comments(0)
千の風になって。。。モニュメントとその後。。。
あれから、千の風になって・モニュメント考など書いていたが、北海道にモニュメントができ、新潟にもモニュメントができるとの話もあり、「原作者不詳」として広まった背景と、詩の内容を鑑みるに付け、何にしても「歌詞の思いに反する利権(所有権)」に絡んでお金が動くという状態は、「歌詞の思いに反する墓碑・モニュメント」にお金をつぎ込むのと、どう違うのだろう?と、考えてしまう。。。

海外でもcopy rightにまつわる記事※1が見受けられるとのことであるが、日本の「商標登録」関係の裏事情に関する記事を見つけてしまっては、身も蓋もない状態。。。

南風椎(はえ・しい)氏の『1000の風』と『千の風になって』 1 から連載されている一連の記事にて、原詩・訳詩を越えた思いと対照的なできごとを垣間見ることができる。
なお、南風椎氏のサイトでは、自身の「1000の風」訳詞をcopyleft※2として公開している。

『1000の風』(訳 南風椎)下に※3にて引用しています)

※1:「千の風になって」の詩の原作者について 執筆:オーママミア Quinnhttp://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/prof/1000winds.htmlにてリンクされている以下の記事など
http://www.cantusquercus.com/9611text.htm
=== 2011/2/24 05:00 追加
「千の風になって」紙袋に書かれた詩(井上文勝 著)がポプラ社より2月5日に発売されている。

「千の風になって」紙袋に書かれた詩

井上文勝 / ポプラ社

2011年2月5日・発刊。Mary Frye説の真の意味が理解できると共に、彼女の娘と井上氏との書簡のやり取りからあぶり出されたMary Frye自身の生い立ちは、原詩を貫く思いの源泉へと誘ってくれる。。。

スコア:

※2:copyrightとパブリックドメインとcopyleftの関係
http://ja.wikipedia.org/wiki/copyleft
パブリックドメインの状態にある著作物を改変した場合、二次的著作物はパブリックドメインになるわけではなく、改変者に著作権が帰属する。
copyleft:著作権を保持したまま、二次的著作物も含めて、すべての者が著作物を利用・再配布・改変できなければならないという考え方。


※3:Mary Frye原詩とされる詩(パブリックドメイン)と南風椎氏の訳詞(copyleft)
===
Do not stand at my grave and weep
Words by Mary Frye 1932

Do not stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep
I am in a thousand winds that blow
I am the softly falling snow
I am the gentle showers of rain
I am the fields of ripening grain
I am in the morning hush
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight
I am the starshine of the night
I am in the flowers that bloom
I am in a quiet room
I am in the birds that sing
I am in the each lovely thing
Do not stand at my grave and cry
I am not there I do not die

===
『1000の風』
訳 南風椎


私の墓石の前に立って
涙を流さないでください。


私はそこにはいません。


眠ってなんかいません。


私は1000の風になって
吹きぬけています。


私はダイアモンドのように
雪の上で輝いています。


私は陽の光になって
熟した穀物にふりそそいでいます。


秋には
やさしい雨になります。


朝の静けさのなかで
あなたが目ざめるとき


私はすばやい流れとなって
駆けあがり


鳥たちを
空でくるくる舞わせています。


夜は星になり、


私は、そっと光っています。


どうか、その墓石の前で
泣かないでください。


私はそこにはいません。


私は死んでないのです。



Copyleft by Hae Shii 1995-2010

引用なさる場合はタイトルも含めて、全文を引用ください。
===

。。。ついでに稚拙ながら自身の訳
千の風になって。。。
墓碑の前で嘆き悲しむことはしないでね
そこにはいないの 眠ってはいないのよ
吹き続ける無数の風の中にいるのよ
そっと落ちてくる雪であり
やさしく降り注ぐ雨であり
実った穀物畑であり
静かな朝の中にあり
湧き上がる優しさの中にいるのよ
飛び回り続ける美しい鳥たちと共に
夜空の星明かりであり
咲き誇る花々の中にあり
静かな部屋の中にあり
歌う鳥たちの中にあり
貴方が愛しいと感じるものたちの中にいるのよ
墓碑の前で泣かないでね
そこにはいないの 死んではいないのよ

さらに、自作の千の風になって。。。千の風担って。。。(メロディーは「千の風になって」そのものです)も再投稿しておこう。。。
。。。2: Mary Fryeの心に捧げる歌。。。

貴方のお墓の前に行くことは叶わず
戦争の壁をこえて
思いは彷徨う
千の風を
千の風担って
あの大きな空を
吹きわたっていきたい

春には花担って、貴方にふりそそぎ
夏はスコール担って 静かに抱き(いだき)たい
昼は飛行機雲に 貴方を思い出し
風の中で二人出会うことを望む

貴方のお墓の場所も生死も判らない
戦争の壁をこえて 思いは彷徨う
千の風を
千の風担って
あの大きな空を
吹きわたっていきたい

千の風を
千の風担って
あの大きな空を
吹きわたっていきたい

あの大きな空を
吹きわたっていきたい

。。。3:モニュメントを超えて。。。

私のお墓の前で泣いてもいいんです
そこにいると思えば
そこにいるのです
千の風を
千の風担って
あなたと私の思い
吹きわたっていくでしょう

季節はめぐりめぐって、思い出の日が来る
記号を越えた先にある ただそれだけなのに
モニュメントの向こうに あなたが目覚めるとき
墓や風や雪や鳥を 越えて思うでしょう

私のお墓の前で泣いてもいいんです
死んでいると同時に 生き続けています
千の風を
千の風担って
あなたの広い心を
越えて吹き続ける

千の風を
千の風担って
あなたの永遠(とわ)の思いを
越えて吹き続ける

私の永遠(とわ)の思いを
越えて吹き続ける
===
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by kisugi_jinen | 2010-11-02 07:20 | つれづれ。。。 | Trackback | Comments(0)



「ともし火に我もむかはず燈(ともしび)もわれにむかはず己がまにまに」(光厳院) --- 厳然とした境界を越え得ぬとき、その上でなお、越えうるものがあるとすれば、それは「情」である。
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