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知と情の狭間にて。。。「100人」と「時速100キロ」と。。。
非常に不幸な列車事故。。。
。。。
人々の思いは様々に交錯しているようである。。。

仕事から開放されたときに、断片的に漏れ聞こえてくる情報(状報)に、ふと、引っかかるものがあった。

昨日であったろうか、カーラジオから

「。。。100人を超える恐れが出てきた」

というのである。

いったい、「100」という数字にどれだけの意味があるのであろうか?
犠牲者の数が100人を超えることは、99人とは異なるのであろうか?

100人「もの」の「もの」に、誰が何を感じ取るというのであろうか?

同じことは、時速100キロ「も」にも感じ取られる。

100キロ出ていたとしても、「安全に」カーブを曲がっていれば、今回の件は何ら問題にならなかったかもしれない。

。。。

さて、本題に入ろう。
「うたたねの記」で、「JR事故に思う」にて、寝太郎さんは

遅れを取り戻すため、列車は速く走行した。運転手を駆り立てたものは何か。あせりがあったことは確実である。しかし、なぜ?

 1~2分の遅れを致命的なものと考える価値観を共有する社会。定刻通り、より速く、より確実に、より正確に…。おそらく、ミスによる遅れは当然社内での懲罰の対象であったろう。また、倫理的な強迫観念もあったろう。いわば、価値観のもたらす恐怖から逃れるために、列車は駆け、そして散華した。

と記述されておられた。

まさに、1~2分「も」遅れるということの 「も」 である。

そういった社会的な「遅れ」に対する要請は、どこからくるのであろうか?

1~2分「も」に

100人「も」とか
100キロ「も」とか

の「も」に含まれる感覚と、なぜだか同じものを感じ取るのは、私だけであろうか?

そこには、「知的切断」が、「情」をばっさりと切り落としてしまったようなおぞましさを感じる。
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by kisugi_jinen | 2005-04-29 05:55 | つれづれ。。。 | Trackback | Comments(3)
ひさしぶりの、ディズニーランド。。。
先日、ディズニーランドに久しぶりに行った。というより、ディズニーランド併設のホテルのロビー横にある、子供の遊び場に行った。。。というべきか。。。

3歳の息子は、順番に並んでまで待つようなことには到底我慢が出来ないようで、3つぐらいのアトラクションを経験しただけに留まった。親子の視点の違いを、再認識できたということが、私にとっての何よりの収穫だったとも言える。

ディズニーランドは、多くの人々が効率よく楽しめるように、非常に規則的・規律的に運用されている。その分、ファストパスなどの手段を使わない限り、楽しみたいアトラクションに参加するには、長蛇の列に並ばなければならないという苦痛を伴う。モノレールから見える駐車場の利用のされ方を見ても、それは一目瞭然である。
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逆説的にいえば、ちっちゃな子供たちにとってディズニーランドに遊びに行くということは、社会の規則をいやがうえにでも覚えこむという修練の場になっているのかもしれない。

ファストパスを利用しての「プーさんのハニーハント」に入ったときは、出口直前で大泣きをされた。
いや、実のところ、泣かない子供の方がおかしいのかもしれないと、思っていた。
子供にとっては、人形は、あるときは楽しい遊び相手になるだろうが、あるときは怖いもの以外の何ものでもない状態になる。

その昔、ディズニーランドに、今の家内と二人で初めて行ったときのことを、思い出した。

イッツ・ア・スモールワールドの人形たちが、不気味に見えるのである。

なぜだろう?

夜に、暗い部屋になったアトラクションの中で、じっと動かない状態を想像するからだろうか?
いや、そうではない。
規則的に奏でられる音楽の背後にそれを感じ取っていた。

何なんだろう。。。

その答えを、プーさんのハニーハントの最後の最後で大泣きをした息子が示してくれたような気がした。

ディズニーランドに限らず、規律的・規則的・ロボット的にしか楽しめないとき、それは、知の押し売り状態に近い。そんな状態下でも楽しめるのは、大人だけなんだろう。。。

3歳の息子は、ホテルのロビー横の子供たちが自由に走り回れ、ブロックの玩具を自由に組み立てられる空間で、登ったり、飛び降りたり、追い掛け回したりしているときが、一番楽しそうだった。。。
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by kisugi_jinen | 2005-04-24 00:33 | つれづれ。。。 | Trackback | Comments(2)
一神教の発生母体についての考察。。。
知の森にて記述したものですけれど、こちらにもあげておきます。

私自身が理解しているところでは、とくに、ユング(牧師の息子)の思考を深く理解しようとしたところでは、一神教という概念は、「私が、私を含めた世界を考える」という循環から逃れられないところに成立する概念だということです。逆説的にいえば、「私は、私から逃れることが出来ない」ということです。
ユングは、心理学者であり、多様な思想に接しているはずなのですが、「ヨブへの答え」では、徹底的に「境界(教会)の内側」からのみ記述しています。決してその外部に視点を持っていくことはありません。これは、ある意味、精神障害をわずらっている患者の視点に立って、その障害を乗り越えようとするかのごとくの視点に近いのかもしれません。
そういう意味での、根本的に多神教と異なる観点を考察するに当たり、「私の私に対する絶対優位性」という枠組みの拡大こそが、唯一絶対神的な思想へと連続するのではないだろうか?と思ったわけです。
そういう意味で、拡大とは反対方向の「私」への収束(コギトへの収束)に、一神教の本質を見出すことが出来るかもしれないという思想に繋がるのだと思います。

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by kisugi_jinen | 2005-04-16 03:16 | 思考。。。 | Trackback | Comments(0)
4月。。。円環から螺旋への一つの切断面。。。
年度末から年度初めへ。。。

3月から4月は、年度という切断面に当たる。。。

季節は巡る、円環のごとく。。。

それは、切れ目の無い一つの環である。

遠くの宇宙から、太陽の周りを回る地球というものを見ているものにとっては、
地球は、40億回以上、ぐるぐるぐるぐるぐるぐる。。。。。。

ただ、人々は、それとは違う流れの「概念を持っている」(=「方向を知っている」)。

円環に直行する方向での流れ。。。

その流れを意識するとき、人々は、
12月と1月との間に切断面を見出したり、
3月と4月との間に切断面を見出したり、
誕生日に切断面を見出したりする。。。

まさに、円環が螺旋へと変容する瞬間である。

ゴトリ。。。

大きな音を立てたような気がした。。。

階段が表れる円環を歩んでいる、すなわち螺旋の証明。。。

それは、まさに、生きているという証明でもあるだろう。。。
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by kisugi_jinen | 2005-04-13 03:50 | つれづれ。。。 | Trackback | Comments(18)



「ともし火に我もむかはず燈(ともしび)もわれにむかはず己がまにまに」(光厳院) --- 厳然とした境界を越え得ぬとき、その上でなお、越えうるものがあるとすれば、それは「情」である。
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