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靖国。。。思想(知的切断)。。。右翼と左翼の差異と共通点。。。
靖国。。。

この問題については、当ブログでも、何度か取り上げた。

自己責任と参拝と。。。
※上記は、書き足し修正が多く、読みにくいと思われます。自己責任と参拝と。。。2。。。にて、まとめ直しています。論旨については、こちらを参照してください。(08/04/17 06:25補足)
フランスの暴動。。。そして日本。。。
情の2方向。。。共有可能性・交換可能性・共感可能性の高さ。。。

要約するならば、モニュメントとしての「靖国」を語るとき、知と情を分断(知的切断)して、情を放置した二者(ないし多者)択一論という知の攻防に終始するか、知を放置した情の優位性のみを知的に語る(情の知的切断を行う)ときに、(交換不可能な、共感不可能な)「本来の情」(個々の人々にとっての、それぞれの情)自身が切断されるということになるということです。

知の情に対する幻想的な優位性は、
人の命の(知的)切断。。。国家による大量殺戮と個人による無差別殺人と。。。
にも記載したように、集団化したり、孤立化したときに、その切断力は破壊的な力を有するまでに至ることでしょう。

六文錢氏の
「画を殺すのは誰だ!」
http://pub.ne.jp/rokumon/?entry_id=1310577

にても、右翼と左翼が「現場」を知らずに、はじめに「思想(モニュメント、知的切断面)ありき」といった行動を取ることからも、明らかだと思われます。

右翼と左翼の差異、すなわち、左翼的なものとは、知的切断された(知的・幻想的に)交換可能な「個」(弱者)の知的代弁であり、右翼的なものとは、知的切断された(知的・幻想的に)交換可能な「全体」(強者)の知的代弁だということになると思います。

参照
「君は右翼か、それとも左翼か」(京都大・大西)
http://www.kyoto-u.com/koron/onisi.htm
http://mori0309.blog.ocn.ne.jp/mori0309/2007/05/post_b224.html
--- 私のコメントは、上記mori夫氏のブログに行っています。
「靖国が危ない!」(鈴木邦男)
http://kunyon.com/shucho/080331.html
--- oniさんからの情報で見に行きましたが、右翼の中でも左翼的だとバッシングされることもあるとの指摘には頷けました。



靖国というモニュメントの真意は

千の風になって。。。モニュメントの真意。。。切断された情を結びつけるもの。。。

に記載したように、本来的には、個々の死者と生者とを結びつける共有「不可能」かつ共感「不可能」な、それぞれの「情」が先にあっての「もの」だということにあるでしょう。

映画や写真というものは、個々の「情」に対する知的切断(画像・映像)になるでしょうが、本来、像には多少なりとも多義性(多義図形性)が含有されているはずです。今回の映画の中に多義性が表現されていたとするならば、それこそが、八百万の神々の影でしょうし、撮る側と撮られる側を結ぶ思いを含めた、個々の人々の思いの切断面になることでしょう。。。

「ともし火に我もむかはず燈(ともしび)もわれにむかはず己がまにまに」(光厳院)

厳然とした境界を越え得ぬとき、その上でなお、越えうるものがあるとすれば、それは「情」である。


関連記事
愛国心・教育の方向性としてのすれ違い。。。


08/04/10 05:00追加
事の発端として注目されている稲田朋美氏の発言が産経ニュースの【正論】文化庁の映画助成 衆議院議員、弁護士・稲田朋美
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080409/trd0804090413003-n1.htm
にてなされていた。
映画を見るまで、(映画の)内容に関するコメントは差し控えますが、映画にて取り上げられている写真を巡る人々の思い・情が交錯しているようです。

08/04/16 01:45 追加
稲田氏のサイトにて、上記発言の「割愛前」の全文が掲載されていました。
http://www.inada-tomomi.com/diarypro/diary.cgi

===08/04/11 18:45 追加。。。

本映画の内容について「語ろうとする」人々が、理路整然と理知的に語ろうとすればするほど、そういった主張・知的切断・概念が、光厳天皇の「ともし火」に対してある特定の方向から向かって行くことに相当することを深く考えるべきであると思う。

「語ろうとする思い」をもたらす「方向性・情」があって、たまたま「靖国」という映画が現れたということである。

「方向性が先に存在した」ということである。

それゆえ(八百万の神々や、死者を代弁しているかのごとくに)多弁に語りあうのである。

そうして、それは、二者択一の論争を否が応でも生み出し、争いを生み出す。。。光厳天皇の憂いを再現するかのごとく。。。
本来、心の奥深くに結びつく、宗教的・心理的な描写は、多義図形的であるべきだろう。
今回の映画が、「誰にとって」「どの程度」多義図形的であるかどうか?
非常に興味深いものである。

それは、監督の心の多義図形性、鍛冶場の炎にて揺れ動く(歴史の重みを感じておられるはずの)「刀匠の心」の多義図形性、見るものの多義図形性の全ての和にて表されるものなのだろう。。。

「語りえぬもの」。。。

南北朝の争いに疲弊し、心を痛められた光厳院(光厳天皇)。。。

その思いを、もっと深く、静かに感ずるべきであろう。。。

「ともし火に我もむかはず燈(ともしび)もわれにむかはず己がまにまに」(光厳院)


08/04/12 02:55 追加
 映画「靖国」を巡る言葉。。。いっそのこと、ナレーション無しで、「全て」をドキュメンタリーとして再編集し直して見ることが必要かも。。。

刀匠の意志 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080411/plc0804112104017-n1.htm
http://www.excite.co.jp/News/society/20080410220900/20080411M40.111.html
靖国の広報・対応 http://www.yasukuni.or.jp/img/1207900481.pdf
監督の意図 http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080405/tnr0804052110006-n4.htm
有村治子氏の主張 http://www.arimura.tv/news/20080409.html
民族派5団体の試写 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/86796.html
※08/04/19 04:40追加
【主張】映画「靖国」 助成金の適否を検証せよ(msn/産経ニュース2008.4.17 02:25) http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080417/tnr0804170226000-n1.htm
。。。

08/04/13 03:00追加
名古屋シネマテークにて交渉された方のブログ。
http://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200804020001/
http://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200804030004/
http://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200804070000/
--- 他にも、関連記事が多数あります。
このブログについては、この記事の投稿段階からoniさんに教えていただいていたのですが、私が情報収集する時間帯と楽天の定期メンテ時間帯とが重なることが多く、十分な情報収集が困難だったため、今回、追加となりました。
読んでみて思ったのですが、私のこの記事の冒頭近くにて
右翼と左翼の差異、すなわち、左翼的なものとは、知的切断された(知的・幻想的に)交換可能な「個」(弱者)の知的代弁であり、右翼的なものとは、知的切断された(知的・幻想的に)交換可能な「全体」(強者)の知的代弁だということになると思います。

としたことに、重なると思われました。
「個」として行動した旨、再三記述されておられますが、その「情」が結びついている先は、すなわち「全体」であり、「全体」を意識した問題提起となっています。

08/04/15 05:30 追加情報
記者の目:映画「靖国」=勝田 友巳(学芸部)、毎日jp、毎日新聞
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20080415k0000m070127000c.html

「おかしな空気」という表現は的確だと思う。

これこそ、まさに、「仮想的・幻想的かつ交換可能性・共感可能性・共有可能性の高い知的切断面」(概念)に相当する。

この「おかしな空気」は、一見「情」のフリをするだけに、扱いが悪い。

「おかしな空気」として「概念化」されている限り、それは、知的切断面なのであって、その空気を貫いている「情」は、「その空気」の先を向いている。個々の人々が個々の人々にとっての霊に対する思いの「途中」に「靖国」というモニュメントが(後から)ある。

「おかしな空気」は、当に「靖国」という言葉自体に相応する知的切断面(概念)であろう。

「おかしな空気」が(先に)あって、それに情を(後から)繋ぎ込もうとすると、知的論争は「おかしな空気」にて二分され、争いが収束することはないであろう。

自身の、自身にとっての「個々の霊」に対する思いは、「おかしな空気」とか「靖国」とかいった概念・モニュメントを最初から(先験的に・超越論的に、軽々と)超越していることを、もっと深く感じる(観じる)べきであろう。。。

「East Asia」(中島みゆき)より
誰とでもきっと 合わせて生きてゆくことができる  
でも心は誰のもの 心はあの人のもの
大きな力にいつも従わされても
私の心は笑っている
こんな力だけで 心まで縛れはしない
(中略)
どんな大地でも きっと生きてゆくことができる
でも心は帰りゆく 心はあの人のもと
山より高い壁が築きあげられても
柔らかな風は 笑って越えてゆく
力だけで 心まで縛れはしない


08/04/16 01:00 追加
養老孟司氏の(唯脳論的)見方。。。
NBonlineトップ>ライフ>養老孟司先生のタケシくん虫日記  
私が中国には行かない理由 ムシが採れない文明、新聞が衰退するわけ
2008年4月16日 水曜日 養老 孟司
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080407/152456/

08/04/16 01:55 追加
有村治子氏の「4月14日謹んで反論」
http://www.arimura.tv/news/20080414.html
「世に倦む日日」での、「表現の自由」に絡めた記事
「靖国」と表現の自由の逆説 - 石井紘基と公共の福祉の規制
http://critic3.exblog.jp/8330202/

08/04/17 06:25 追加
NHKニュース(WEB) 4月15日 8時15分
映画「靖国」 初の一般試写へ
http://www.nhk.or.jp/news/t10015553031000.html
日弁連・日本弁護士連合会などが、今月23日、一般の人を対象にした試写会とシンポジウムを開くそうです。
今回の騒動では、各地の弁護士系の動きが非常に活発だったことが印象的でした。

08/04/19 04:00 追加
asahi.com>社会>その他・話題> 記事
「駄作」「労作」…右翼系団体の活動家ら「靖国」試写会
http://www.asahi.com/national/update/0418/TKY200804180326.html?ref=rss

4月18日19時42分配信 時事通信
右翼関係者が映画「靖国」試写会=内容には賛否の声
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080418-00000163-jij-soci

(2008年4月19日01時08分 読売新聞)
映画「靖国」右翼関係者が上映会、「見てから議論を」と
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080419-OYT1T00132.htm?from=navr

北海道新聞
映画「靖国」 民族派団体が論議 試写会に活動家ら150人(04/18 23:43)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/88056.html

毎日新聞 2008年4月18日 22時05分(最終更新 4月18日 22時33分)
映画「靖国」:右翼の反応さまざま…東京で試写会
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080419k0000m040125000c.html

。。。
どうやら、映画「靖国」には、私の望むところの(適度な)「多義図形性」が内在されているのかもしれない。。。



※多義図形
だまし絵について。。。1.多義図形と概念。。。
だまし絵について。。。2.多義図形・概念と境界。。。
だまし絵について。。。3.多義図形・境界と揺り戻し。。。

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by kisugi_jinen | 2008-04-06 03:27 | つれづれ。。。 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 来生自然の。。。 at 2008-04-19 05:45
タイトル : 「いじめ」と「知的切断」と。。。知の優位性とその背景。。。
最近のイジメについて、週間文春に記事が載っていた。 先生も親も気がつかない「最新いじめ事情」 新郷由起 (時期を同じくして、文科省が裏サイトについて調査した結果を報告している。) それによると、いわゆる「陰湿さ」の本質が的確に述べられていた。 すなわち、暴力・腕力といった情→力といった行為は避けられ、知的に相手の情を操作し、イジメから抜け出るような行為に対して「できないように」精神的圧力を加え、また、外部に漏らすことができないように精神的に操るそうである。明らかに情→知といった流れで「知...... more
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