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二つの量子力学的振動。。。真空ラビ振動。。。粒子・反粒子振動。。。そして「存在」。。。
EPR相関とBellの不等式と。。。5。。。

までの一連の投稿でも記述したが、エンタングルメントを感覚的に理解(?)しようとすることが、量子力学の本質を理解しようとすることに繋がるだろう。。。

量子もつれ(エンタングルメント)が光子1つと電流(マクロ)との間で生じる現象を利用した回路が作られているようだ。
マクロな超伝導電流と単一光子の量子もつれ制御に成功

NTTでの記事

ここで、真空ラビ振動というのが出てくる。

量子状態が相互に振動しているというものである。

これとは別に、以前から気になっていたのだがwikiに
粒子反粒子振動
というのが記載されている。

KEKでも実験結果が報告されている。

これが事実なら、「存在に関する」エヴェレット解釈もコペンハーゲン解釈も「粒子の実在説」を中心としている概念が根底から揺るがされてしまうというwikipediaでの指摘である。
※注:2007/05/25 06:20 wikipediaにて編集が繰り返されており、上記"粒子説"に関する文章がばっさりと削除されていました。
編集履歴の
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%B2%92%E5%AD%90%E5%8F%8D%E7%B2%92%E5%AD%90%E6%8C%AF%E5%8B%95&diff=prev&oldid=10334502
を参照してください。

確かにそうなるかもしれない。。。(ほんとうだろうか?)(※1)

さて、時間軸方向での反転現象であるが、連続した現象ではなく、離散現象である。粒子・反粒子の間の「中間的な状態がない」ということを考えれば、至極当然なわけである。

これが何を意味しているのか?を考えたとき、時間軸方向の単位が量子力学的に連続として扱えずに、離散的な量として扱うべきなのかもしれないと、ふと思うわけである。

これは、ループ量子重力理論※(空間を連続体とみなすのではなく、量子力学的な単位で構成されているとして離散的に扱う)を採択すれば、矛盾なく理解されうるだろう。。。と、勝手に思っている。。。(笑)

そうして、このことは、ゼノンのパラドックスとも密接に関連してくる。。。

※ループ量子重力理論
量子重力理論---wikipediaの解説
←リンクコピペ時に文字化けしていました。訂正しておきます(07/12/24 22:25)
ループ量子重力理論---吉田伸夫氏のQ&A形式による回答
ループ量子重力理論---wikipediaの解説((07/12/24 22:25追加)

※1 06/09/20 04:03 補足
高速振動が、
1.もし仮に、「規則正しく」繰り返されているのであれば、「規則正しく高速振動させる」何かが「ある」わけである。
1-1.もし仮に、その「規則正しく高速振動する」こと自体が、シュレーディンガー方程式のような「存在確率」の均質性だけに依存しているのであれば、多世界解釈は否定されうるものにはならないだろうし、「存在確率の均質性=規則正しい高速振動」をもたらす「何か」は、多世界解釈を成り立たせうる(量子力学的な確率現象の均質さを保たせるところの)「交換可能性の高さ」と密接に関連することだろう。。。
1-2.もし仮に、「規則正しく高速振動すること自体」が、(多世界解釈の説明可能性よりも、この世界単独での説明可能性にて扱いうる)「観測可能な何か」によって説明されうるとしても、「観測不可能な何か」としての「確率の均質性をもたらすもの」とは関連しないため、多世界解釈を否定する根拠としては使えない。
2.もし仮に、「不規則に高速振動する」としても、時間軸方向にならして見れば、おそらく、2重スリットなどでの実験系と同様、「十分な時間」後には、二つの粒子の存在確率は「等しくなる」であろう。であれば、「不規則な」は、「規則的な」での考察同様になりうるし、どちらかといえば、1-1での考察そのものになるだろう。そうして、そういった2粒子の相互振動こそが、多世界解釈を説明しうる一つの現象として捉えることも、可能になるわけである。


※06/12/02 08:55補足
上記規則性ないし均質性は、2重スリット実験系でのスクリーン上の輝点が、「まんべんなくばらつく」(同じ点が光らない)ということと、密接に関連していると思われる。
ようするに、ネーターの定理でのエネルギー保存則が成り立ちうる条件、「時空間が本質的に対象であるということ」と、密接に関連しているのではないだろうか?
それゆえ、「対称性の破れ」として観測されている種々のケースは、「時間軸の非対称性=逆方向に流れない)」と関連しているのかもしれない。(どなたか、専門の方、お教え下さい)
また、上記対称性ないし非対称性が保たれている範囲において、「まんべんなくばらつく」とかいった事実は、一見、サイコロなどの確率的事象と等価であるように見える。サイコロが、確率的な振る舞いを見せる背景には、各目が出る事象に対して、周囲環境が「同一の」(交換可能な)状態を維持しているからに他ならない。
すなわち、たとえば「1」の目を上に向けて、そっと落とすと、「1」の目が出やすいという、ごく当たり前の事実(交換不可能な状態)を極力排除することで、「均質=ランダム」な目が出ると言うことからも明らかなように、周囲環境が「何も影響を及ぼしていない」かの如く思われる状況は、周囲環境が「均質に影響を及ぼしている」状態と等価なわけである。
量子力学的な事象が、エンタングルメンという関連性を有している限り、観測不可能になったエンタングルメントは、実際の所、無数の粒子とのエンタングルメントの均質な影響を受けることで、あたかも影響を受けていないごとくに観測されていると言うことにならないであろうか?

このことは、EPR相関とBellの不等式と。。。5。。。
にて書いていること、そのものである。


※07/06/23 07:00追加・補足
上記記事を書いていたときには、粒子反粒子振動についてネット検索しても引っかかってこなかったのだが、最近、多くの優れた記述が検索可能になっています。
ざっと読んだ限り、
「CP対称性の破れ」=「(粒子・反粒子の)対称性の破れ」→「質量の差」=Δmとしたとき、
ΔE=Δm・c2 ← (質量エネルギー)
ΔE・Δt=hω ← (不確定性原理、h:プランク定数、ω:角振動数)
Δt=hω/ΔE ← (湯川博士の中間子の存在時間計算と同じ計算)
という式にて、存在時間(交換サイクル)が決定され、その時間間隔にて規則的に振動するということになるようです。
ようするに、多世界解釈云々とか、粒子の存在性云々とかとは、全く異なるレベルでの話だったわけです。

※参照URL
http://ocupc1.hep.osaka-cu.ac.jp/news/20060925_Bs_Oscillation.html
Bs0大阪市立大学・高エネルギー物理研究所 「中間子の粒子・反粒子振動を初めて観測」

http://www.kek.jp/ja/news/press/2006/CDF_Bs.html
高エネルギー加速器研究機構、「大型国際共同実験CDFがBs中間子の粒子反粒子振動の初の観測に成功」
電荷を持たない中性の粒子では、粒子と反粒子が生成される際の状態と崩壊する際の量子力学的な固有状態が異なることが知られている。この時、固有状態の質量に差があると、粒子反粒子振動が起きる。クォークでできたK中間子やB中間子などの生成と崩壊の間の関係は小林益川行列で記述される。
--- http://www.kek.jp/ja/news/press/2006/CDF_Bs.htmlから引用


http://www.nikkei-bookdirect.com/science/topics/bn0607_1.html
日経サイエンス、「新局面を迎えた小林・益川理論の検証実験」

http://www.px.tsukuba.ac.jp/Nenji97/ehep/an99/hep99.html
筑波大学・物理学系、年次報告「素粒子実験グループ」
他のボトムクォークの物理としては中性B中間子の崩壊における粒子反粒子振動の観測が挙げられる。この振動は二つの中性B中間子の間に質量差Δmがあることに起因し、その角振動数は質量差Δmに等しい。
--- http://www.px.tsukuba.ac.jp/Nenji97/ehep/an99/hep99.htmlから引用



※08/11/12 22:50
これら二つの振動は、実は、直交する虚数軸と実軸とで作られる空間内の回転現象を実軸にて観測した場合として捉えられうる。
問題なのは、「どうして一定周波数にて」(断続的に)回転しうるのか?である。一定周波数(=一定の角振動数)が保持されるには、空間の回転に対する対称性が不可欠(ネーターの定理)であろうし、その対称性(→保存則)こそが、量子力学でのエンタングルメントを保持させることになるのだろう。。。

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by kisugi_jinen | 2006-08-22 05:38 | 思考。。。 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 来生自然の。。。 at 2007-08-03 06:49
タイトル : 粒子・反粒子振動関連メモ
二つの量子力学的振動。。。真空ラビ振動。。。粒子・反粒子振動。。。そして「存在」。。。 粒子・反粒子振動について、特に小林・益川理論関係(CKM行列などの関係)のPDFファイルが散見されるので、リンク先をメモしておきます。 http://www-rccn.icrr.u-tokyo.ac.jp/kajita/guidance-kashiwa-050702.pdf http://www.hepl.phys.nara-wu.ac.jp/~miyabaya/edu/intro_to_hep/lect...... more
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「ともし火に我もむかはず燈(ともしび)もわれにむかはず己がまにまに」(光厳院) --- 厳然とした境界を越え得ぬとき、その上でなお、越えうるものがあるとすれば、それは「情」である。
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