二元論と一元論と。。。知的切断面と総体と。。。
存在の相対性。。。脳とこころと。。。4。。。
にて、記述している二元論と一元論との関係を図示しておきます。 この図から、私が可能性として提唱している「仮説1」(注:後述でまとめています)の、非因果的連関が理解可能だと思います。 注意して欲しいのは、たとえば時間軸に沿った知的切断面のみが観察可能な世界であり、総体は観察不可能ということです。 この図は、別の視点から見れば、物質と場との関係にも適応できるかもしれません。 この図はオリジナルではないと思います。 なぜなら、ビックバン以降、時間軸という切断面に沿って力が分離してきたという説そのものにも相当しうると考えるからです。 ※注:仮説1 仮説の前提条件 1.全てが「総体」(認識可能な知的切断面としては宇宙全体)から派生した(一元論) 仮説1 こころの能動的側面が科学的に観測可能な事象として捉えられうるのは、量子力学的な時間発展での確率的現象以下、すなわち、確率的な事象として捉えられる現象との関連(非因果的連関)以下である。 ※追加および補足 06/01/21 01:20 生まれたときから死ぬまでの一つのモデルを提示しておきます。 閉じたトーラス管のような形をしていますが、無論、単体では存在せず、上下左右のあらゆるものと繋がりあっています。 このトーラス管自身が「わたし」という概念(知的切断面)にて「総体(全体)」から切り抜かれた形をしています。 同様に、電子対生成(対消滅)を示しておきます。上下に連続するはずの1.02MeV以上の電磁波は省略しています。また符合の異なる電子の内の片方のみを記述しています。なお、スピンなどのその他の性質もあるので、厳密には二元論的な表記ではなく、n元論的な記述にする必要があります。 同じ図を用いて、一つの電子と二重スリットとの相互作用の図を示しておきます。なお、スリットを通り抜ける場合のみの記述を概念的に記述していますので、「その他」から知的切断した図となっています。 上記のものは、それぞれまったく別の概念なのですが、一つのものとして認識されるものが複数の性質をもつという概念でも説明可能であるにもかかわらず、複数の存在(物理学的存在)として認識されるとしたとたんに、難しい哲学的問題として取り扱われるように思われます。 逆に言えば、「複数の性質を持つ」といったとたんに、その性質を物理学的存在と等価と取り扱う(ないし、物理学的存在そのものを性質と等価と取り扱う)ことをした場合の、解釈図です。 ※注06/01/21 02:30 上記に一部追加・更新しました。 各図は完全に独立しているものの、概念的な関係としては(比喩的な関係としては)、非常に似通った関係を表していると思います。そういう意味から、物質(物理学的対象)と心とが非因果的連関を持つ可能性があるならば、量子力学的な2重スリットでのスリットと電子との関係や、質量(物質)と電荷(性質)との関係とを比較して考えるのも一つの手法ではないか?と思っています。 ※06/02/01 03:05 二重スリットで「光子」にしていたところを「電子」に変更しました。
by kisugi_jinen
| 2006-01-18 05:52
| 思考。。。
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