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確率における従属・独立と共時性・シュレーディンガー方程式。。。 追加事項。。。
確率における従属・独立と共時性・シュレーディンガー方程式。。。 にてコメント欄に書き込んでいたものですが、別投稿として、掘り出しておきます。

Commented by kisugi_jinen at 2004-12-08 22:05 x
今後、私にとっての、基本的な考えになるので、ホームページにアップしました。
http://www.geocities.jp/kisugijinen/
http://www.geocities.jp/kisugijinen/kanren-dokuritsu.html

※05/12/10 00:55 コメント
上記アップ内容での

上記考察において、事象が全体からの「切り離しが不可能」ということは、非常に重要なことである。
これは、いかなる状況下においても成立していることが前提条件になる。
もし、そういう条件が崩れる、ないし、揺らぐとき、仮に、対象となる事象が「精神世界」として認識されるものであれば、そこに「奇跡」といったものが発生する可能性を秘めている。
逆に言えば、精神世界のある一方向への傾倒が、世界全体をそちら方向へ押し流してしまう力を説明できるかもしれない。

ですが、舌足らずです。
この部分では、確率事象が偏って発生するときを想定しています。卑近的な例で言えば、宝くじが10回連続で一等を引き当てるといった偏りです。そういったことは起こりえないのですが、確率としては記述可能です。そうして、起こってしまった後には「事後確率=1」という事態が待っています。アインシュタインをして「神はサイコロを振らない」と言わしめたのは、物事が確率にて扱わざるを得ないことを嫌ったからです。ようするに決定論的であるべきだという概念です。しかしながら、観測事象はことごとく「確率論的」にしか見えない。
そういったところでの「意識・こころ」というものを考えたとき、総体の一部としての「自発的」と思われる思考の源泉との関係を考えることが可能なように思われます。


Commented by kisugi_jinen at 2004-12-10 03:35 x
「切り離し不可能な事象における確率概念」の背景には、偏った考え方があるように見えるけど、それは「前提条件」の設定(考え方)に依存している。
後日、そのあたりを、もう少し突っ込んで整理する予定だが、概略をメモしておく。


Commented by kisugi_jinen at 2004-12-10 03:36 x
たとえば、量子の二重スリット問題。。。
実験系は、過剰なまでに外部と「切り離されている」。
一つの量子と二つのスリットとスクリーン
一つ一つの量子が順々にスクリーン上に点描されていくとき、その点描の位置はシュレーディンガーの方程式(の自乗の確率)に依存する。
そうして、多数の量子を二重スリットめがけて打ち込んでいくと、次第に美しい干渉縞が形成されていく。。。
こういった実験系は、一見「厳密に」切り離されているように見えるが、実はそうではない。
すなわち、打ち出される量子とスリットとスクリーンを含む空間から、これらと「相互作用するもの」を排除しようとするということは、毎回打ち出される量子に対して、量子が通過するであろう空間の条件を一定に保つ(不変にする)という操作に他ならない。
すなわち、実験系に対して、周囲環境は「交換可能」でなければならない。
もし、「念力」なるものが存在するならば、こういった実験系にて、干渉縞は、いとも簡単に消え去ってしまったり、逆に、いろんな図形すら出来上がるであろう。
でも、実際にはそんなことは起こっていない。
「誰が」実験しても、同一の結論に至る。

Commented by kisugi_jinen at 2004-12-10 03:36 x
一見、彼の念は、実験系に「何ら」影響を与えないということが証明されているかのようである。
でも、実験系の周囲環境を「一定に」(交換可能に)保つという「意思」があって、はじめて実験系が一定に保たれている。
もし、実験系に影響を与えようと思うのなら、彼は行動しなければならない。
たとえば、スリットの温度を変えるとかである。
したがって、スリットの温度を一定に保とうとする意思「+行動」の影響の方が、(もしあると仮定して)「干渉縞よ現れるな!」と念ずる思いの影響よりも、「遥かに強い」のである。
何万人、何百万人がそう思ったとしても、単に思うだけでは、実験系に対する交換可能性は、たった一人の「一定に保とうとする意思+行動」&「シュレーディンガーの方程式」は崩せない。

そういった、「前提条件」が含まれている上での、確率概念である。

Commented by kisugi_jinen at 2004-12-10 03:54 x
で、一つ一つの量子が、「どこに」着弾するか?
実際のところ、実験系を一定に保つということ(実験系に対する外部条件を交換可能にするという操作)は、この確率(シュレーディンガーの方程式の自乗)に対する影響を、均質化することに他ならない。
その、均質化された部分(排除されたように見える部分)と、切り離されたはずの量子は、打ち出される前から既に「外部と量子論的に繋がって」おり、実験系内に打ち出される直前まで、外部と相互作用している。
実のところ、打ち出されてスリットを通り、スクリーンに到達するまでの間は、「相互作用しないよう」厳重に管理されているのだが、打ち出す直前までの状態が、「どこに着弾するか」に微妙な影響を与えていることは否定できない、というか積極的に影響を及ぼしていることは、量子力学的にも証明されている。であろう。←08/08/07 02:00 修正

すなわち、切り離されたはずの実験系と量子を打ち出した外部との量子力学的状態変化が、実験系内で「量子がどこに着弾するか」と不可分なわけである。

Commented by kisugi_jinen at 2004-12-10 04:06 x
そういった意味で、私の言うところの確率論的に「切り離し不可能」とは、「相互作用しうる全て」の影響が「均質に働く」(=物理学的自由度に制約を与えないに相当)ような状況下では、ノイズレベルにしかなりえないということである。

Commented by kisugi_jinen at 2004-12-10 04:27 x
しかし、よくよく考えてみると、「ノイズレベルにしかなりえない」の影には、恐ろしく大きなものが隠されている可能性を否定できない。
というところから、「切り離し不可能な対象における確率概念」を深く考え出したというところです。
それは、ユング、パウリ、物理学的自由度、マックスウェルの悪魔etc.を含んだ、広大な領域を飲み込んでしまいうるほどの基本的なものの考え方と関連しているといわざるを得ない概念になろうかと思うわけです。

※08/08/07 03:50補足・追加
(ここに記述していましたが、新規記事として別投稿し直しました)
ネーターの定理。。。
by kisugi_jinen | 2005-12-07 16:33 | 思考。。。 | Trackback(1) | Comments(0)
Tracked from 来生自然の。。。 at 2008-08-08 03:36
タイトル : ネーターの定理。。。
確率における従属・独立と共時性・シュレーディンガー方程式。。。 追加事項。。。内に、「※08/08/07 03:50補足・追加」として記述しましたが、新たな記事として移しておきます。 === 量子力学を含めた物理学にて、時空間の諸性質(たとえば「場」といった概念)を考えるときに、そういった時空間(たとえば「場」)を成り立たせている「もの」(旧来であれば、たとえば「エーテル」といった概念に相当)が、数学的な対称性概念としての「ネーターの定理」(物理学的には各種保存則)として「全ての時空にて成り立つ」...... more
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