状報(情報でない)の制限と境界概念。。。
ここ数日の間に記載してきた下記の記事には、共通するところがある。
ネット環境。。。プログラミング環境。。。思い。。。 上橋菜穂子とカズオ・イシグロ。。。 ジブリの大博覧会。。。ナウシカの映画のポスターにマニ族僧正。。。 それは、状報(情報ではない)の制約概念である。 昨日、上橋菜穂子氏の「獣の奏者・外伝・刹那」を入手して少し読み込みつつ、後書きを読んで確信したのだが、「あえて制約しなければならない事柄」という概念は大切だと思う。 ただし、「特定秘密保護法」のような、あからさまに法的な手段に訴えるようなものではなく、過去から人々が、自然の流れの中で培ってきたような、段階を踏んで理解し、(真の)成人式という過程を経るといったことである。 昨今では、「自由」という概念が独り歩きしているが、一方で「法的規制がない」状況での自主的な制約の「自主性」を脅かすような環境から、何とかしないといけないのだろう。特に、ネット環境でのそれは、非常に重要だろう。 書物やメディアの世界では、作者や周囲の環境の影響が大きい。利益や話題性、斬新さ・面白さといったことのみ求め、情から離れた地点にて取り扱うと、とんでもない領域へと誘いかねないが、多くは自制が利く領域だろう。 というより、時間的・媒体的な制約があるからこそ、研ぎ澄まされた感覚で、そぎ落とされるべきところを自ら了解しつつ、作品に仕上げられるのだろう。 ネットに置いて制約が利きにくいのは、「時間的・媒体的な制約が無い」といった幻想が背景にあるからかもしれない。
by kisugi_jinen
| 2016-05-09 05:21
| つれづれ。。。
|
Trackback
|
Comments(0)
|
検索
カテゴリ
最新の記事
お知らせとリンク。。。
お知らせ
●コメントスパム対策のため、承認制に変更しました(2010.09.29) ●トラックバックのリンクチェック機能を追加しました。excite以外からのトラックバックをされる場合、当該記事へのリンクを埋め込んでください。 リンク ゲストブック ---Yahooジオシティーズ終了に伴い、利用できなくなっています。 来生自然のホームページ ---Yahooジオシティーズ終了に伴い、利用できなくなっています。 鉄鼠 ---「考える」ということに向き合う。。。 Genxx.blog 移転後http://blog.genxx.com/ ---「情」を含めて専門的な立場から「こころ」を模索し続けるGenさんのブログ。。。 研幾堂 ---山下裕嗣氏による哲学のサイト。以前、形而上学についてやりとりさせていただいた。 記事ランキング
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
フォロー中のブログ
外部リンク
ブログパーツ
ライフログ
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||