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箱ひげ図・boxplotで芋づる式。。。R:臨床統計の本。。。
SやRは自由度が高すぎて、敷居の高い「統計を専門にする方のためのプログラミング可能な高級統計処理ソフト」と捉えていた。テキスト入力によるコマンド列で次々と処理していかねばならず、「目的との間に介在する煩雑な操作」がイメージされていたからである。

プログラミング好きの私としては、ある意味似つかわしいソフトなのだが、やはりコマンド入力にて一連の操作が必要なのは「障壁」になる。

統計処理は
データ入力 → 統計処理方法の選択 → 統計処理とグラフ生成 → プレゼン資料に貼り付け
といった手順での利用が多く
1.とりあえず、ワークシートでデータ収集 → エクセル
2.統計処理方法選択 → GUIメニューで選択していくだけで解析してくれるのが楽 → 専用ソフト
3.統計処理とグラフ生成 → 専門分野によって「欲しい機能があるかないか」が重要 → 特定の専用ソフト
4.プレゼン資料に貼り付け → グラフの軸等の設定が容易であるかどうか → パワーポイントとの相性
といった視点で捉えるため、
(A).とりあえずエクセルでできる範囲
(B).エクセルで無理なら、「ノンパラメトリック、多重比較、ロジスティック回帰等が入っていて、カプラン・マイヤーや箱ひげ図の描画可能な」専用ソフトの利用
となっていた。

Rでは「2」から「4」の部分にて、「煩雑さ・自由度の高さ・膨大なオンラインドキュメント」といったイメージが先行していたため、敬遠していた。

ところが、(B)での専用ソフトは「高価」かつ「プロテクト」のため、複数台数の端末での利用が困難である。私のように職場の複数個所で仕事をしつつ、ノートも持ち歩く状況では、少なくとも3つ以上のライセンスが欲しいところである。いままでは「操作の簡便性」が統計ソフト選択の主たる要因となっていたが、不況の折、そうも言っていられなくなってきていた。

(A)での標準のエクセルでは「箱ひげ図」を簡単に描くことができないという致命的な欠点がある。

とりあえず簡単にかつまともに「箱ひげ図」を処理できる系を探していたところ、その昔手を染めたGNUPLOTが最近進化していてBOXPLOTというパラメータが新規に扱えることを知った。
gnuplot 4.6での箱ひげ図の描画方法。。。
gnuplot4.6での箱ひげ図描画用メニュー変更。。。


無論Rでも簡単に作成可能とのことだが、GNUPLOTと比べても敷居が高く感じられる。使うためには、少なくとも「目的との間に介在する煩雑な操作」を乗り越えるだけのガイドブックで、かつ(B)の内容を含む書籍等が必要である。
先日、ひさびさにジュンク堂に立ち寄る時間ができたので探してみると、下記の本にめぐり合えた。

R流!イメージで理解する統計処理入門―データ解析の初歩から、シミュレーション、統計アプリの作成方法まで

舟尾 暢男 / カットシステム



内容としては下記の通りである。

1.本のタイトルやカバーに記載は無いが、臨床統計を具体例としており、内容的には臨床統計入門としても十分成り立つ。
2.よくありがちな操作手順のみを記述しているわけではなく、「どうしてそうするのか・それを選択するのか?」といった統計処理の背景が簡潔に述べられており、単元ごとに適切な専門書籍のリストを配している。
3.Rのマン・マシン・インターフェースとしての欠点である、テキストベースのコマンド入力に対し、HTMLにてインターフェース部を作り上げる方法を記載している。


臨床統計系での多重比較については、10年ほど前に専門書籍が複数販売されたが、この本とRだけで十分かもしれない。(無論、10年ほど前に購入した専門書も章末にリストアップされていた)

サンプルファイル類は書籍内に記載されているURLからダウンロード可能だが、URLに一工夫(?)されていて、出版社の書籍紹介ページと間違いやすくなっているので、要注意!!

購入後、著者のサイト
http://cwoweb2.bai.ne.jp/~jgb11101/index2.html
を覗きに行くと、PDFファイル類が豊富で、かつ、上記の後継本?と思われる内容も見ることができる。
「R で統計解析入門」
http://cwoweb2.bai.ne.jp/~jgb11101/files/R-stat-intro/index.html
うぅ。。。こちらが出版されたなら、乗り換えるかもしれない。。。

==
追記
R+臨床統計でググると
「EZRでやさしく学ぶ統計学」というのが引っかかってきた。2012.4.5に出版されている。
どうやらGUI+マウスで操作できるようにRコマンダーをカスタマイズしたようだ。
今月分の小遣いは使い果たしたので、来月購入予定。。。
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by kisugi_jinen | 2012-07-01 05:39 | program。。。 | Trackback | Comments(0)
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