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裁判員制度と情と。。。裁判の本来の目的は?
裁判員制度がスタートして、さまざまな思いが交錯している。。。
中でも特に興味深いのが、「娘さんのナイフをなぜ使ったの?」という質問に対する反応だろう。。。

司法関係者なら「大きさ・形」等を聞くところ、裁判員は上記質問をしたため、司法関係者は驚いたり、感心したりしていると聞く一方、街頭インタビューなどでは、「市民感覚の素朴な疑問」という見方が多かったようだ。

おなじことが、同日に出された裁判員からの質問:「なぜ、救急車を呼ばなかったの?」にも見て取れる。。。

でも、単純に「視点・感覚」の問題として割り切ってしまうのは、どうだろうか?

以前から、本ブログでも何度か触れていたが、裁判員制度スタート前、司法関係者側は、裁判・判決に関わる裁判員の「情」の排除を推し進めてきていた。

しかしながら蓋を開けてみると、その「情」(繋がり)からの視点こそが、必要とされているように思えてならない。。。

司法関係者が排除したいのは、裁判員と被告・原告との情の結びつきだったろうが、被告と被告を取り巻く人々との情の結びつきをも、必要以上に排除しようとしていたのではなかったろうか?(取り巻く人々には、司法関係者も裁判員も含まれる)

裁判が判決を出すという目的のみに特化しているように思えるが、本来の目的は、事件によってズタズタに切り裂かれた心と心の結びつきを、再びつなぎ合わせるために(その最初のステップとして)あるのではないのだろうか?

無論、そのためには、法的・物理的に排除するという手段も必要になることがあり得るだろうが、そういった知的・物理的な障害・障壁があってこそ、繋がり合う心もあるだろう。。。
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by kisugi_jinen | 2009-08-07 06:16 | つれづれ。。。 | Comments(0)
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「ともし火に我もむかはず燈(ともしび)もわれにむかはず己がまにまに」(光厳院) --- 厳然とした境界を越え得ぬとき、その上でなお、越えうるものがあるとすれば、それは「情」である。
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